皆様、こんにちは。
極真館春日部支部の青木です。
いつもブログを見て頂き有難うございます。
本日は3月の昇段審査会で弐段に挑戦した、小菅英明弐段の昇段レポートを載せたいと思います。今後の皆様の参考になれば幸いです。
昇段にあたって
春日部支部 小菅英明
この度、弐段昇段審査を受審する機会を与えて頂き有難うございました。無事に審査を終えて思ったことは、慣れ親しんだ春日部道場で昇段することが出来て本当に良かったと言うことでした。日頃より共に汗を流し稽古に励む先生、先輩、仲間の前で受審し、無事に合格出来たことを本当に嬉しく思いました。
共に受審した仲間や保護者の皆様には、審査中、型や組手を静かに見守って頂きました。そして、黒帯の先生、先輩方には厳しい目で型を審査頂いたり、組手の相手をして頂きながらも、熱い声援を頂きました。組手の最中、疲れて苦しくなると、手を出せ!頑張れ!と皆さんの声が聞こえて来ました。そんな先輩方一人一人の声を耳にすることで、自身を奮い立たせて最後まで諦めずに頑張ることが出来たのだと思います。
今回、春日部支部での審査の機会を与えて下さった青木師範のご配慮には、本当に感謝しております。また、仕事や学校で忙しい中、二十人組手のためにお集り頂いた先生、先輩方にも感謝致します。
思い返せば、春日部道場の門を叩いてから、十数年になります。期間としては決して短くありませんが、その間、ずっと休むことなく厳しい稽古を続けてきたわけではありません。仕事の都合でなどもあり、一度退会をして入門し直した経緯もありますし、初段を頂いてから五年程、道場から遠ざかっていた時期もありました。だからこそ、淡々とひたむきに継続して稽古に励むことの難しさ、厳しさを実感致します。そんな自分が、この度弐段を頂きました。初段を頂いたとき新たなスタートであると共に、黒帯の重みを考えさせられましたが、今改めて弐段の重みを感じています。
今回、受審するにあたり、習得出来ていない型を、先生、先輩からご指導頂きました。細かな点をご指導頂く度に、自分の実力の無さを痛感しました。また、型の意味や心構えを教えて頂くにつれ、空手に対する考え方の視野が広がったように思いました。青木師範の日々の稽古でのご指導や首席師範稽古、館長稽古、夏合宿に参加する中で、大切なことを教えて頂きましたが、今回、改めて稽古に対する姿勢を見つめ直すことが出来ました。そして、基本、型、組手、実戦は全て繋がっていることに改めて気付かされました。
審査の度に青木師範がおっしゃること「先生は帯を渡すことは出来るが、帯にふさわしい実力を身に付けることは皆さんの努力次第。」その通りだと思います。今回の審査では、型の失敗もなく、組手も完遂し、弐段を頂くことが出来ました。が、その実力が今の自分にあるとは到底思えません。帯に相応しい実力と人間性を身に付ける事がこれからの課題だと思います。それは、空手が上手くなること、強くなることだけではないと思います。空手の稽古を通じての人としての資質。先生、先輩からは信頼され、後輩に対してはお手本となり尊敬される、そんな実力を身に付けたいと思います。
空手道に携わる者の一人として、先生、先輩から受け継いだ「道」を後輩へと引き継いでいく役割を担えるよう,先生、先輩方のご指導から身に付けたことを少しでも後輩へと教え伝えていけるよう、今後も稽古に励み、精進していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。